体内での水分の働きと重要性

のどの渇きを潤すだけでなく、生命維持に関わる大切な役割を担っている水。

体内での水分の働きは、大きく「体温調節」と「運搬・排出」の2つに分けることができます。

1つめの働きは「体温調節」です。

水は蒸発する時に熱を奪います。この性質を利用して、人は体温が上がった時に汗をかくことで体温調節を行っています。

また、暑い時には、血管が太くなり、たくさんの血液を流すことで熱を対外に放出します。逆に、寒い時には、体内の熱を逃がさない様に血管は細くなります。

2つめの働きは「運搬・排出」です。

呼吸で取り入れられた酸素や、口から取り入れた食べ物の栄養分は、体内の血液を通して、各細胞に運ばれます。

また、細胞で消費された後にでる、二酸化炭素・老廃物も血液中を通して運ばれ、尿などの排泄物として、体外へ排出されます。

参考サイト

環境省 熱中症予防情報サイト『熱中症を防ぐためには Ⅲ』