日田の水は天然地層フィルターの賜物

不純物をろ過しミネラル水を作り出す天然地層フィルター

日田市は、北部九州のほぼ真ん中。久住(くじゅう)・耶馬渓(やばけい)・活火山の阿蘇山(あそさん)など、千メートル級の山々に囲まれた盆地です。

九州に連なる山々の下には、ミネラルを含む岩盤地質をはじめ、何層もの地層が重なっています。

何千・何億という長い年月をかけて育まれたこの地層は、まさに天然のフィルター。

山に降り注いだ雨水をキレイにろ過してくれることに加え、地層のミネラル分をたっぷりと含みながら深部へと流れていきます。

もともとうなぎ等の淡水魚を養殖する目的でくみ上げられていた深井戸水でしたが、「日田の水で育てたうなぎは成育が良い」と口コミで評判になりました。

その後、公的検査機関での水質試験を行ったところ、滅菌処理等を行わなくても飲用水として利用できる良質な水であることがわかり、今では、飲用水としても多くの人々に親しまれています。

日田の複雑な地形・特徴的な地質

ろ過された水が集まる水郷(すいきょう)・日田の地の周りには1000m級の山々が連なります。

山が違えば地層が異なり、地層が違えば水のミネラル成分も変わってきます。

ミネラルウォーターの味が微妙に違うのは、ミネラルを含む地層の種類・深さなどが採水地によって異なるためです。

水郷(すいきょう)・日田には複数の山々でろ過された様々な水が集まります。そのため、他に類を見ない特殊な天然水が採水できる場所となっています。

阿蘇山・耶馬渓・由布岳・久住をはじめとするこの山々は、河川による侵食拡大の作用などにより複雑な地形をしていたり、火砕流による堆積などから特徴的な地質を持っています。

日田の水は、飲みやすくておいしい軟水。ミネラルバランスが良く、滅菌処理をしなくても水道法の基準をクリアするほど良質なミネラルウォーターです。

九州の山々を巡り、自然の中で磨き上げられた水の中でも、様々な自然・地形条件が絶妙なバランスで重なり、おいしい水が集まってくる場所。それが日田盆地です。