一般財団法人日本臨床試験協会によって行われた臨床試験によって、大分県北西部の日田盆地で深層から汲み上げられる「日田天領水」の経口摂取による、アトピー性皮膚炎の改善、皮膚バリア機能に関与する角層水分量の増加および皮膚炎を増悪させる酸化ストレスマーカーである8-OH-dG減少が証明されました。
以下は、天然ミネラルウォーター「日田天領水」を経口摂取した試験品群11名と、市販ミネラルウォーターを摂取したプラセボ群10名を対象に、12週間行った比較試験の結果です。
経口摂取前後の症状の変化
角層水分量 評価
天然ミネラルウォーター「日田天領水」経口摂取12週間
試験品群(日田天領水経口摂取)の角層水分量評価で、明らかな水分量の上昇が見られ、肌の保湿効果が証明された。
角層水分量 評価
8-OH-dG 評価
天然ミネラルウォーター「日田天領水」経口摂取12週間
皮膚炎を増悪させる酸化ストレスを定量的に評価する指標「8-OH-dG」は、試験品群(日田天領水経口摂取)により、有意に改善した。「8-OH-dG」の値が低いほど、酸化ストレスが少ない事を示している。
8-OH-dG 評価
アトピー性皮膚炎の医師評価
天然ミネラルウォーター「日田天領水」経口摂取12週間
開始前の状態を基準として12週間後の状態を「-3:著効」「-2:有効」「-1:やや有効」「0:不変」「1:増悪」の5段階でスコア付けした。
医師による各被験者の皮膚炎状態の評価を行った結果、試験品群(日田天領水摂取)では、有意に改善が見られた。
医師 評価
試験概要
無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較
試験品を摂取する摂取群と、プラセボ群を設定。一般財団法人日本臨床試験協会(JACTA)(東京)を試験機関とし、宮田晃史(日本橋エムズクリニック 院長、東京)を試験総括責任医師として実施した。
試験期間
2019年11月~2020年2月
被験者の選択基準
①年齢20歳以上59歳以下の健康な日本人女性
②軽度のアトピー性皮膚炎がある者
③肌の乾燥に悩む者
ただし、以下の事項の被験者は除外基準とする
被験者の除外基準
①重症のアトピー性皮膚炎患者
②ホルモン補充療法を受けている者
③妊娠中、授乳中の者
④試験結果に影響する可能性があると思われる薬を服用または塗布している者
⑤試験結果に影響する可能性があると思われる健康食品を日常的に摂取している者
⑥被験部位に影響を与えるような美容医療の経験がある者
⑦被験品成分によりアレルギー症状を示す恐れのある者
⑧試験総括責任医師が適切でないと認めた者
実施方法
試験品 天然ミネラルウォーター「日田天領水」。
※プラセボは市販の天然ミネラルウォーター
摂取方法 毎日1.0L以上を経口摂取。飲み切れなかった場合は経口摂取・
調理使用・罹患部位の洗浄と塗布に使用可とする。
摂取期間 12週間
(2019年 一般財団法人 日本臨床試験協会実施)